2006年01月04日

アンジェリーナに1800円

正月はいわゆる正月映画を劇場でバーンと観てやる。
今年最初のゼータクはこれと決めていたので「Mr.& Mrs. Smith」の4時からの回を観にいった。しかし、正月映画というにはちょっと小粒っぽくない?!ブラピのファンでもないのに何故にこの映画? つか、なんでハリポタやキングコングじゃないんだって素朴な質問が出そう。

実はハリポタは今まで一度も観てないんで、今更観るわけにいかないんだ。なんとなく義理と人情が立たないんだ。そして、キングコングの方はハズれた場合のショックが大きそうなので回避した。キングコング映画というかキングコング、大好きなんで、ショボかったらガッカシだもんね。で、それ以外で少しでも誉められているのを目にしたことがある、Mr.& Mrs.にしたの。でも、誉めてたのって香取慎吾だっけ?稲垣の方だっけ?それから、どこかの週刊誌だっけ?どっちにしろ、たいした誉め方じゃなかった気もする。・・とにかく、少なくとも「アンジェリーナ・ジョリーの唇と脚」だけは、皆誉めていたような。

ま、豪華カップルのシャレたラブ・コメのよくできたのだったらおなぐさみというか、けっこう拾いものかもしれん、などと思いながらも、正月にロードショーでやろうってんだからなんかそれだけのもんがあるんだろうと勝手な期待もあったのであった。(ああ、くどくどしー)

以下、ネタばれ(バレバレ)になりますのでご注意ください。
(かまわない方はクリックして読んでください。)


うーーん、あの、この映画って、面白かったんでしょうか?
実言うと、終わった後しばらく面白かったのか面白くなかったのかよくわからなかったんです。つか、これで終わりとわからなくて、まだなんかあるだろうと期待しているうちに終わってしまったのさ。エンドロールが流れ始めてもまだあきらめきれなくて、最後に最終的な、納得できる結末が映像で流れるのでは、と待ってました。でもいつまでたっても何も起こらなくて、本当にこれで終わりってわかった時は狐に化かされたような感じがしました。

ストーリーはとても単純。結婚6年の倦怠期の夫婦がお互いの本職(殺し屋)を知り、最初互いに相手を始末しようとするんだけど愛が残っている為果たせず、逆に2人して組織の追っ手と戦って勝ち、本当の夫婦としてやり直すことになるっていうハッピーエンド話なのです。

ハッピーエンドはかまわないんだ。だけど、なんというか、ひねりが足りなかったように思います。つか結末があまりに単純な愛の勝利なんで、リアリティーが無くなっちゃったんだよ。
そう、せめて最後にもう一ひねり必要だったんじゃ?!だってさ、殺し屋の組織からこんなんでほんとに抜けられたんでしょうか?んなわけないだろー。納得できないよーーー!!!

そうだよ、途中で私は、これはどうもボニーとクライドみたいに2人が蜂の巣になって、だけど、それはなんかの仕掛けで助かっていて、どこかの国で夫婦としてやり直す、みたいな話にもってくのかと思ったんだ。だけど、完璧に情報化された現代が舞台のこの映画で、それは逆にありえないというか、そうしたら一気に話が古くさくなってしまう。だからだろうか、結局戦いでブチ壊れた、今まで済んでいた屋敷を改築して、今まで通りそこに住むというアホな話になっているのであった。

せめて引越くらいはせんかい!じゃなければ、せめて、その新しい家が実は組織の攻撃にもゆるがないような要塞だったり、或いは組織のどちらかと手を組んで、商売を続けることになったからお目こぼしにあずかったとか、組織をのっとって殺し屋会社を新たに2人で立ち上げたとか、なんか納得できるような結末をビジュアルで見せて終わってよ!!だいたい、今でも一番気になってるのは、今後2人はどうやって生計を建てていくのかってことなんだもの。

愛の寓話だっていう解釈もあるかもしれないけど、それならそれでもっと完璧に寓話っぽく現実のリアリティーは追求しないでほしかった。中途半端にリアルだからリアリティー・ゼロになっちゃってるんじゃないかなあ。寓話にもしゃれたラブコメにもなりそこなっているような。。。

勿論、爆破シーンやアクションはかなり迫力ありましたし、部分部分でくすぐられるような面白さは確かにあったんですよ。それから、アンジェリーナ・ジョリーは登場の仕方がちょっと安っぽかったけど、他はゴージャスでよかったです。バービー人形というか、マネキンといか、見事なプロポーションと子猫ちゃんのような可愛い顔。それで、エプロン妻からSM嬢から戦闘モードと、惜しみなくコスプレばんばんしてくれちゃうし。ブラッド・ピットの方は彼女の引き立て役に徹していたのかな、灰色の髪でごく普通のオヤジ夫を嬉しそうに演じていました。でも勿論、かっこよかったけどさ。だけどさ、それだけじゃん、って感じ。

でも、この2人がいい気分で面白そうに楽しそうに演じているのだけは、よくわかりました。この2人、もうすぐ結婚とか噂されてて、プライベートでもいつも一緒なんだそうですね。どうもその現実の甘さがはからずも透けて見えてしまい、映画の現実離れした甘さを促進したんじゃないかっって感じがします。現実の2人の愛の勝利(?!)が映画の敗北につながったのでは、なんてね。

・・・とにかく、正月早々、時間とお金の無駄遣いをしてしまいました。あ、無駄遣いイコール贅沢?そういう考え方もあるかも。しかしねー、やっぱ、見ものはこいつら2人のかっこよさとラブラブぶりだけって映画に1800円は高いんじゃねーー???

ハッ、もしかしたら、結局、ブラッド・ピットがアンジェリーナに参っていく過程をそのまま映画で見せられてたのかも。そういう意味合いで見ものな映画だったのかも。そっか、この映画のリアリティーも面白みも、こういうとこにあったのかも。うう、それくらいしか納得しようがないよーーー。でもやはり、1800円は〜〜〜〜〜(←正月早々、見苦しいとこをお見せしてすみませんm(__)m)
posted by miquage at 22:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
私も今日、見てきました。
「Mr.& Mrs. Smith」。

感想は・・・私も思う。
もう一ひねり、二ひねりしてほしい・・・と。

そして・・・眠かった。

漫才で言う、「ボケ」と「突っ込み」が無いんですよね。
ブラピもアンジェリーナも、両方ともかっこよくて完璧だから、両方とも「突っ込み」になってて、コメディーにもなりきれないし。
かといって、「ゴルゴ13」のような、完璧一筋の映画でもない。

詳しくは、私のブログで、明後日7日あたりに書きますので、また遊びに来てください。
Posted by leaves at 2006年01月05日 21:21
Leavesさん
コメントありがとうございました。
トラックバックを送らせていただきました。
おっしゃる通り2人共突っ込みだから面白くなかったのかもですね。
ブラピの方は普通の会社員かなにかで、奥様が殺し屋だったっていう、「奥様は魔女」の殺し屋編程度にしておけばよかったのに、両方共かなり有能な殺し屋ってんじゃ凝りすぎですよね(^^;)
Posted by miquage at 2006年01月08日 20:21
ラストが、ゆるかったですね。同じ精神分析医にかかってるから、「あれ?」と思ったんだけど、外国へ高飛び(死語かも)する際、お抱え医師として連れて行ったとか、最後の最後まで見ると、そういうオチになるのかなと…。或いは、ふたりの戦いぶりを見た別のさらに大きな組織から、より高給で雇われたのでは? なんて、観客に想像させないで、制作者側がちゃんとおしまいまで手を抜かず、丁寧に作って欲しかったです。
Posted by ISSH at 2006年01月11日 01:19
わ〜、ISSHさんだ(*^_^*)
おいでませ!!
お疲れのところ、書き込み、ありがとうございます。

エンディングについちゃ、皆肩すかしをくらったみたいですね(^^;) 同じ家に住んで同じ精神科医にかかってお終いってんじゃあんまりだー。
大金かかってるというのにオチのない漫才みたい。お互いくたびれもうけでしたね。

ISSHさんのとこを読んでいつも元気をいただいていますが、これを機にこちらでもよろしくお願いしまっす。
Posted by miquage at 2006年01月12日 01:17
お正月にこのビデオを家族で見ました。このサイトでも、「あのラストは何だったんだ」とか「手を抜いてるのでは」とか意見がありましたけど、私は納得してしまったのです。私の解釈は、カウンセリングに来た倦怠期の2人に、カウンセラーが聞かせた架空のストーリーだったということです。2人いっしょに、夢を見てもらったようなもので、一種の精神療法ですね。あのピンチ場面でストーリーを止めて、「どうですか、2人の愛は高まったでしょうか」で見事に完結。とすんなり理解してしまったのですが、いっしょに見ていた次女は「えー」、妻は「うーん、ようわからん」という感じです。皆さん、この解釈はどう思われますか?

Posted by いっつぁん at 2007年01月03日 21:01
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