2005年02月13日

「不思議な少年」讃!(再アップ)

やったね!山下和美の「不思議な少年」の3巻が出たよ!
いやー、長かったなあ。
そういえば、今年はようやく「トルコで私も考えた」の4巻目も出るはず。
どちらも、中味が濃いからか、やはり2年に一冊ずつくらいしか単行本が出ないんだ。
2ヶ月に1冊単行本が出ちゃう、ジャンプの漫画なんかとはわけが違うのねん。(HunterXHunterは例外として(苦笑))
わかっちゃいるけど、ほんとに待ちくたびれました〜。

出るのは、今回も夏になるのかもしれないけど、「トルコで。。」の4巻もとても楽しみ。神戸新聞の当時の記事では、昨年、イルハンが来日した時、作者の高橋さんとトルコ人のご主人は、たまたま同じ飛行機に乗り合わせたそうな。機内でお知り合いになったのなら、神戸の生活も面倒みてあげたんじゃないかな。今度の号には、裏話とか載ってないかな・・。

こうした、イルハンがらみの期待もあるけど、実際、「トルコで。。」は、すごくいいエッセー漫画だ。最近、ちょっと似た感じのテーマ分類をされている、「ダーリンは外国人」の方が派手派手しく目立ってるけど、「トルコで。。」も上質なエッセーとして、すごくイケてると思う。

で、「不思議な少年」に話が戻りますが、3巻は、1、2巻の圧倒的な面白さと較べたら、すこ〜し、お話作りすぎというか、ちょびっっとテンションが落ちてるような感じがしました。山下和美の作品って、一種独特の倫理観というか説教臭さがあって、それが納得できるかどうかが好き嫌いの分かれ目になると思う。それが、ちょっと今回は納得できない論理があるというか、「不思議な少年」の気持ちに100%共感できないんだよなー。相手は人間じゃないんだから、共感もなにもないのかもしれないけど、「え?ちょっと違うだろう」みたいなのが残る。

1、2巻でも、100%は納得できないというか、え??どういう意味??みたいな、作者の独りよがりっぽい強引な論理と倫理はあったことはあったけど、それより何より、ダイナミックな話の展開に呑み込まれて、まさに時空を越え理屈を超えて感動させられてしまっていた。今回は、「なんか納得できないぞ。これでいいんかー??」度、言い換えれば、文字通りの「絵空事」度が高い作品が多かった。こちらの「不思議な少年」という一種独特な作品を読む目が肥えてすれっからしになっているからかもしれない。

だけど、それだけじゃない。前の巻では、「タマラとドミトリ」とか「ソクラテス」とか、作者に乗せられとるのー、と思いながらも、読むたびにくぅーと泣いてしまう、すごいのがあったもんね。今回のは、流せても空涙かも。う〜む。4巻以降の「ポーの一族」みたいなもんで、やはり、作者も疲れてきてるのかな。でも、これは山下和美のライフ・ワークとのこと。なんとかもち直して、メガトン級の衝撃のあるものを、またぶちかましてほしいです。

あれ?タイトルは「讃!」なのになんか違うぞ。いや、「讃!」になってますよね。ほんとにすごい漫画だってことは間違いないんだし、それはわかってもらえますよね? あ、わからない?!じゃ、漫画はやはり百聞は一見にしかず、ってことで、本屋で手にとってみてください。そこの金髪巻き毛の美少年好きのあなたにも、お薦めですよ!

それから、「不思議な少年」3巻が出たのは、実はけっこう前というか、1月だったんですけど、ここに書くのが遅くなってしまいましたー。3巻が出た直後くらいに、朝日新聞のコミック批評欄で称賛されてたんで、読んでみた人もいるかもしれませんね。読んだ方いたら、どの話が一番好きか教えてくらはい。(3巻、納得できましたか??)

P.S.
昨夜遅くまで電話で知人の話を聴いていたら、頭が貧血状態になってしまい、未完成版をアップしてしまいました。ハイ、毒気に当てられたっす。今日アップし直しました。たいして違わない?ハァ、私もそう思いますです。でも、気は心ってことで。。(^^;)
posted by miquage at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 少年漫画>女性漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/1921517

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。